ローコスト住宅
あるお客様からメールで僕宛に
「ローコスト住宅メーカーはなぜ安いのですか?」
というご質問をいただきましたのでこのブログでもお答えさせていただきます。
ローコスト住宅は名前の通り価格の安い家をつくるというのがコンセプトになっています。
Tホーム、Aホーム、Yホーム等の広告を見ても『坪単価26万円』が目に付くはずです。
もちろん総額は40万円以上になりますが、安いのは確かです。
なぜ安く出来るか?皆さんは『建材・設備などを安く仕入れできるから』と思われるかも
しれませんが、菱和ホームデザイン(RHD)でも同程度の価格で仕入れることができます。
安さの理由は、人件費のカット、徹底した工期の短縮、システム化された規格住宅にあります。
人件費のカットは職人、営業、設計、現場監督と家づくりにかかわる人全てです。
安い手間賃でも我慢できる職人を常に募集していますが、言い換えると仕事の無い職人
だから我慢できるのでしょう。営業、設計に関しても打ち合わせ等、お客様と接する時間、
回数を出来るだけ減らすことによってコストカットしています。あるメーカーでは契約後の
打ち合わせ回数を6回以内にするように上から言われているそうです。
RHDでは無制限です!
工期を短縮するということは決して間違ったことではありません。
お客様のために現場管理・工程を合理化することは住宅会社にとって必須事項ではありますが、
いきすぎると突貫工事になってしまい仕事が雑になりますしトラブルの原因にもなります。
にもかかわらず、工期短縮に目の色を変えるのは、職人の手間賃をカットし、
資金回収を早くしなければならないからです。もう少しお客様の立場にたった工期短縮
であればと思いますが。RHDで40坪の家を建てる場合4ヶ月はみてくださいね。
システム化された規格住宅は、素人営業マンでも提案できる住宅です。
「設備器機、建材はこの中から選んでください」といった感じでしょうか。
逆に「フローリングはホワイトアッシュ(無垢)の亜麻仁オイル仕上げで」
「洗面化粧台は既製品ではなくオーダーメイドで、天板はモザイクタイル」
というお客様の要望にはこたえられませんし、自由設計とうったてはいますが
RHDの設計した家はローコストメーカーでは断れると思います。
つまり手間隙のかかる家は建てないというこですね。
ただ、ローコスト住宅を全否定しているわけではありませんよ。
お客様の価値観は様々ですから。
どういったメーカーで建てても実際に完成した家に住み、
良かったなと満足できたならあなたの家づくりは成功です。