住宅ローンの金利
「この先、金利は上がるのか?」とよく質問されますが
長期的には金利は上がると思います。個人的見解ですが..
フラット35で考えると、フラット35の金利は
長期国債の利回りに連動しています。
長期国債にも株価のように価格があり、売買されているので
当然、売買の需給要因で価格が決定され、利回りが決まります。
価格が上がると、利回りが下がり
価格が下がると、利回りが上がる。
保有しているのは主に金融機関で、
日本の国債は国内でほぼ消化されている状態です。
この点がヨーロッパと異なり、国債の暴落の可能性
は低いといわれていますが、国内で消化できなくなった時に
金利の上昇が十分予想されます。
国 格付け 国債金利
アメリカ AAA 2.96%
ドイツ AAA 2.82%
日本 AA 1.09%
アメリカやドイツよりも格付けの低い日本の国債を現状の金利で
外国の投資機関が購入するとは普通考えられません。
国内で国債を消化できず、外国向けに国債を発行しなければならない
時代が近い将来迫っていることを考慮すると4%近くまで上昇するのでは
と思っています。
現在の金利で住宅ローン組める方は10年後に組む方より、
支払額が700万円くらい変わってくるではないでしょうか。
2%で35年間住宅ローン組める国なんて日本以外に無いですから。
格付け 2011年1月時点でのS&P発表
利回り 残存期間10年 2011年7月25日現在のもの