安心して快適に暮らせる家づくり
住む前から、そして住み続けてからも感じる家への安心感はこれからの長い暮らしの中で、家づくりの満足感を大きく左右します。
ただ単に数値的な基準を満たしただけの性能ではなく、何十年先の住み心地やランニングコストまで考えた性能をご提案しています。
耐震
いざというときに大地震から家族と資産を守るために、菱和ホームでは耐震等級最高レベルの「耐震等級3」の家を基本としています。これは、病院や警察署、消防署などの建物と同レベルの耐震強度です。
構造計算
耐震等級3=地震に強い家?
最高等級である耐震等級3の建物なら地震に強くて安心!
そう思ってしまうかもしれませんが、結論から言いますと決してそうではありません。
地震に強い家 ≠ 耐震等級3 なのです。
重要なのは、しっかりと構造計算をしているかどうか です。
そして構造計算には種類があり、やり方によって耐震性に差が生まれること知っておくことが大事です。ここが「しっかりとした」構造計算であるかどうかに関わってきます。
耐震等級を取得していることと、複雑な許容応力度計算を実施していることは、必ずしもイコールではありません。
重要なのは「許容応力度計算」を実施しているかどうかです。
べた基礎
私たちの建物はすべてベタ基礎を採用しており
通常の基礎巾は12cmですが15cmに設定しております。
土台からくる荷重、地震力を分散するには巾の広い基礎が必須です。
コーナー補強
地震で建物はねじれます。
このねじれを一番下から防止するため、
基礎のコーナー部分に鉄筋入りで斜めの補強部分を作っています。
ベタ基礎もさらに強度アップになります。
実物大振動実験
文部科学省防災科学技術研究所で行われた振動実験では、
阪神淡路大震災クラスの揺れを4回加えましたが、
構造体にはほとんど影響がなく、すぐれた耐震性が実証されました。
大きな揺れを軽減する減震装置(推奨)
世界最古の木造建築、法隆寺をお手本に、地震の揺れをバランスよく吸収する減震工法にも対応。
上下2枚のプレートが「遊び」の間で摩擦しあうことでブレーキとなり、震度6クラス以上の揺れを震度4クラスに軽減します。
耐震パネル構造
2×4、金物工法、在来木造のいいところをすべてミックスしました。
パネル工法で柱、土台、梁をひとつの箱のように強力に固定することにより、地震や台風など外から受けた強い力を面全体で受け止めます。
また、バランスよく力を分散させることで、ゆがみやねじれに強い建物になります。
従来のパネルと異なり、降雨などにより万が一雨漏れを起こした場合でも、木口の膨張、変色などはほとんどありません。
そのうえ、腐朽菌やシロアリの被害も受けにくいものなので、家の耐久性も高めます。
従来の木造軸組工法では仕口・継手を加工する際、木材を大きく削るため、地震に対する強度に不安がありました。
そこで、木材のつなぎ部分にドリフトピンを使用した金物工法を採用。
木材の接合部の断面欠損を約1/4に抑えることで、接合強度を1.5倍に高めることができるようになりました。
このパネルの耐力壁倍率は最大3倍。
長期優良住宅に対応した構造面材なので、地震や台風に強いのも自慢です。
また、原材料は100%廃棄材や未利用材を使用したリサイクル材。
接着剤もノンホルマリンのF☆☆☆☆商品です。
省エネルギー
私たちは、より小さなランニングコストで大きな快適性をご提供するべくあらゆる部材の断熱性能にこだわっています。
また、断熱・気密工事を徹底することにより、エアコン1~2台で家全体があたたかな住まいの実現も可能となりました。ZEH基準はもちろん、「HAET20」G1グレードの基準を満たす断熱性能をご提案しています。
UA値(外皮平均熱貫流率) | ||||||||
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断熱基準 | 地域区分 | |||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
北海道 | 北海道 | 青森県等 | 長野県等 | 大津市 栗東市等 |
草津市 守山市等 |
福岡県等 | 沖縄県 | |
断熱等級4 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | – |
ZEH基準 | 0.4 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | – |
HEAT20G1 | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 | – |
HEAT20G2 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | – |
HEAT20G3 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.23 | 0.23 | 0.26 | 0.26 | – |
高性能窓で家への熱の出入りをカット
熱の出入りが1番多い場所が実は窓。
だから、どれだけ壁の断熱材を厚くしたり、外貼り断熱工法を採用したりしても、窓の性能が劣っていると意味がありません。
これからの時代、「高断熱窓」は健康で快適な暮らしと、光熱費を安く抑えるための必須アイテムです。

現在日本で流通している窓の材質は大きく分けて3つ。
1番多く使われているのが「アルミ」で、寒冷地で広く使われているのが「樹脂」。
そしてアルミと樹脂のメリットを融合させた「アルミ+樹脂」になります。
優先させたい性能をお客様自身に選んでいただけるよう、「樹脂」と「アルミ+樹脂」の2タイプを取りそろえました。
気密断熱性能
壁、屋根に気密性と断熱性の高い硬質ウレタンフォームを吹き付け施工。
ミクロの泡が躯体の隅々に入り込んで気密層と断熱層を形成するので、熱損失がほとんどありません。C値=0.5~0.7cm2/m2の高性能断熱材で光熱費最小×快適度最大の住まいを実現します。
基礎断熱工事
基礎内外周部に沿って断熱材を施工するので、外気によって床下が冷やされるのを防ぐことができます。
防湿気密フィルム
2階の天井には防湿気密フィルムを貼っています。
このフィルムのおかげで屋根裏に室内の湿気が入らなくなるので、建物内部の結露や、これによる劣化を防ぐことができます。
地熱利用の熱交換換気システム
基礎内部に伝わる地熱と、排気からの排熱を取り込んだ空気を使って換気するので、夏は涼しく、冬は足元からほんのり暖かい快適な環境をつくりだしてくれます。
0℃の空気を20℃に暖めるより、17℃の空気を20℃に暖めるほうが光熱費は断然オトク。熱交換率90%の換気システムで、電気代が大きく変わります。
外気温反射特殊シート
宇宙服のように熱を反射する特殊シートで家全体を包み込みます。
切れ目がないので熱ロスがなく、高い断熱性能を発揮します。
真夏の昼12時半頃の室内をサーモグラフィーで比較すると、その差は歴然躯体内の湿気を逃がす性質も持っているので、壁内結露などを防ぐことができ、建物の耐久性もアップします。
耐久
木造住宅で重要なのは構造材の質と強度。
そこで、土台・大引き・柱には国産桧の集成材を使用しています。
強度、防蟻性、耐水性に優れた国産桧にエンジニアリングウッド加工を施して品質を均一にし、さらに耐久性を高めました。
土台、大引き、柱は国産ヒノキ
国産桧の土台・大引き
国産桧が杉よりも強度と耐久性に優れている理由は、同じ大きさに育つまでの年数が違うから。
それは右の年輪の密度をみれば一目瞭然!+20年分の時間と手間がかかっているため、およそ1.7倍の価格になるのです。
木材の耐久性は建物の耐久性
屋外で直射日光と風雨にさらし続けた国産桧とホワイトウッドの柱材の比較実験結果がこちら。
日本最古の木造建築物「法隆寺」に使われているのも、この耐久性に優れた桧の寄木柱なのです。
梁は赤松
梁には赤松集成材を使用
赤松は梁の強さとして大切な曲げ強さが、ホワイトウッドの約1.3倍もあります。
重くて硬い木材として知られ、古くから家を支える大事な梁材に使われてきました。
季節によって水分量が変化しても狂わない木材を使うことで、家そのものの耐久性を高めることができるのです。
乾燥した空気で床下換気
昔から家の中で最も痛むのは床下で、リフォームが1番多い場所でもあります。 効果的な対策は乾燥した空気を絶えず流し続けること。
床下にも乾燥した空気を循環させることでシロアリや普菌の繁殖を防ぎ、木材の耐久性を高めています。
防蟻
木造住宅の劣化原因は、1位が腐朽、2位がシロアリによるものだと言われています。 腐朽やシロアリの被害を受けると修復が必要になりますし、家の資産価値が下がってしまいます。また、耐震性能も低下してしまいます。予防措置として色々対策がありますが、私たちはエコボロンを採用しています。
エコボロンの主原料は「ホウ酸塩鉱物」です。ホウ酸塩は安定した無機物なので分解されず、また揮発・蒸発することもないため、非接地・非曝露の条件下では効果が長期間に渡って持続します。
エコボロンは腎臓を持つ哺乳類に安全です
エコボロンPROは非常に安全性が高いため、シックハウス対策に、健康住宅志向のビルダー様に広くご採用されたいます。2011年9月には、公益社団法人日本木材保存協会の認定薬剤として登録されました。
エコボロンPROの主成分であるホウ素は、自然界ではホウ酸やホウ酸塩として存在し、海水や温泉水中に多く含まれています。また、植物にとって必須微量元素であることから、人間も野菜や果物を食べることで日常的に摂取しています。
身近な所では、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液などにも使われています。 カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の吸収にも効果があるといわれており、 サプリメントに配合されていることもあるようです。
ホウ酸塩が木材を守ります
ホウ酸塩の高い防腐・防蟻性能は、京都大学などの公的機関により実証されています。
エコボロンは高濃度のホウ酸塩を木材の内部まで浸透させ、シロアリ・木材腐朽菌から木材を守ります。
健康
私たちは床材や内装材に自然素材をお薦めしています。
もちろん無理に押し付けることはありません。自然素材には体に優しいという特徴がありますが、欠点もあります。その良し悪しをお客様自身に判断していただいた上で、使用するかどうかを決めていただくことになります。
ここでひとつ、どうしてもお伝えしたいことがあります。それは、家族が健康に暮らし、癒しやくつろぎを得るためには、家そのものが健康であるほうがいいということ。あなたの暮らし方に合わせた自然素材の取り入れ方を、一緒に考えていくのが私たちの仕事です。
24時間換気システム
花粉を99.8%、さらにPM2.5を98%も除去する強力なフィルターを通して 新鮮な空気を取り入れ、ハウスダストなどを含む汚れた空気を 床面から排気するので、有害物質がたまりにくいクリーンな環境を実現できます。
プラズマフレッシュ
換気システムから室内に空気を入れる給気口にはプラズマフレッシュを標準搭載。
ミストピンから発生するOHラジカルという活性酸素がウイルスやカビ菌から水素を奪って不活性化させます。
ウィルスのほか、ダニや花粉などのたんぱく質も分解。
アレル物質としての活動を抑制し、きれいになった空気を室内に送ります。
床は無垢材も標準仕様
菱和ホームデザインではパイン、オーク、アカシアなどの無垢材のフローリングも標準仕様。木には調湿作用があり、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を一定に保とうとします。
また、木にはストレスを和らげる癒しの効果も科学的に証明されており、木が発するフィトンチッド成分による森林浴効果も得ることが出来ます。
経年変化により深みを増し、見る目も楽しませてくれるのも特徴のひとつです。
壁は漆喰仕上げがおすすめ(推奨)
漆喰はアルカリ性のため、カビや雑菌の発生を押さえてくれます。
メンテナンスの手間がかからないのも魅力。
さらに断熱・保温・調湿・遮音・防火性に優れ、その性能は他に類を見ません。
ホルムアルデヒド、トルエンなどの化学物質を一切出しませんので、シックハウスとはまったく無縁。
アトピーや喘息、過敏症でお悩みの方にもうれしい壁材です。
また、その独自の風合いは、住む人にやすらぎと快適な住空間をもたらします。
植物由来の自然塗料
フローリングや壁、造作家具などの木材に塗る塗料は植物油と植物性ワックスからつくられた天然のものを使用しています。
ドイツで開発されたこの塗料は、木の特徴を最大限引き出し、人と環境にやさしく安全です。