何故に宮さん待たなんだ

ひとまず、タイトルの詳細はのちほど...。
こんにちは。
最近、やたら目の周りだけゴワゴワに乾燥してかゆ~い甲斐です。
花粉症の一端なのか、季節性の過敏症なのか...
そろそろ皮膚科に行ったほうがよさそうです。
みなさまは体調に変化はございませんか?
気候が大きく変わるこの時期、どうぞご自愛くださいね。
さて、先月の中頃になりますが、わたくしお休みを利用して
1泊2日の熱海旅行へお出かけしてまいりました。
お、ここでタイトルにピンっときたあなた。
ちゃんと文学史をお勉強されましたね?
「なんのこっちゃ?」のみなさま、
もうしばしお付き合いください。
熱海旅行の目的はズバリ温泉だったのですが、
前日に購入したガイドブックで面白そうなスポットを見つけたので
予定を組みなおして立ち寄ることに。
それは
“時を止めた美の中へ”と銘打たれた『起雲閣』という熱海市指定有形文化財。
熱海の三大別荘に数えられた和洋折衷の建物なのですが、
これがなんとも不思議な空間だったのです。
鮮やかな群青色が印象的な本館は小手慣らし。
2代目当主が増築した建物には、突然サンルームが現れます。
タイルでカーペット柄を模した床、ステンドグラス...
「あら、雰囲気変わってこれもおもしろいね」と視線を上げると、
窓から見える風景はバッチリ和風庭園...
サンルームから続くお部屋は、唐風の欄間に格天井。
暖炉にはタイルが貼られ、壁には正倉院模様のタペストリーが廻され、
床は寄木細工で、シャンデリアと調度品はヨーロピアン・アンティーク...
と、もう「なんでもござれ」な状態。
極めつけはこのローマ風呂!!
総タイル貼りで本格的にローマ風呂。
声、思いっきり響きます。
而してその外観がこちら。
1千坪の庭園を囲むように、この和とも洋ともつかぬ建物が並んでいるのです。
3時間ほどかけてじっくりと見学した感想は、
『なにココ、めっちゃ楽しいやんっ (≧▽≦) 』
様式とか構造とか、カタイ人からは評価が低いようですが、
これはこれでいいと思うんです。
「あれこれ好きなモノ、全部詰め込んじゃいました」な強引さも、
ここまでくればアートの域ですよね。
そしてこの起雲閣、一時は旅館としても使われていました。
当時の宿泊客の中には太宰治や尾崎紅葉などの著名人もいたとか。
熱海で尾崎紅葉といえば...
そう、未完の名作『金色夜叉』。
恋人の寛一を裏切り、富豪のもとへ嫁いだお宮を問い詰める歌の一節を、
今回タイトルに使わさせていただきました。
とにもかくにも、面白いところです。熱海。
起雲閣もご紹介しきれていない見どころがたくさんありますので、
ご興味をお持ちの方はぜひ足を運んでみてください。
その際はぜひ、
熱海駅近くの商店街に設置されているコチラで記念撮影を。
もちろん、下駄持参で...
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