秋晴れ　南禅寺

先日、気持ちの良い秋晴れに恵まれた日に、京都・東山にある 南禅寺 を訪れました。
空はどこまでも澄み渡り、朝のひんやりとした空気がとても心地よく、境内に足を踏み入れた瞬間から自然と背筋が伸びるようでした。

三門をくぐると、色づき始めた紅葉がやさしく迎えてくれ、木漏れ日が差し込む参道はまるで絵画のよう。
秋の光は柔らかく、どこを切り取っても写真になりそうな美しさでした。

南禅寺といえば、やはり煉瓦造りの水路閣。
青空と葉に溶け込むように立つアーチは何度見ても風情があり、季節ごとに表情が変わるのが魅力です。
水が静かに流れる音を聞きながら、しばらくベンチで休んでいると、日常の慌ただしさを忘れるほど穏やかな時間が流れました。

境内をゆっくり散策した後は、周辺の湯豆腐の香りに誘われつつ、小径を歩きながら秋の京都を満喫。
やっぱり、南禅寺はどの季節に訪れても特別な場所だと再認識しました。

秋の深まりを感じられる、とても贅沢なひとときでした。