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2018.04.23

注文住宅のポイント、失敗しない収納のコツとは?

注文住宅はご自身の希望を最大限生かせることが魅力ですが、住み始めてから使い心地が良くないことに気が付き、「失敗したな…」「ここをこうしておけばもっとよかったのに」という声も聞かれます。


そのような注文住宅で失敗と感じた事例で最も多い部分のひとつが収納に関することであるというのをご存知でしょうか?


収納の場所はもちろん必要なので全く意識しないことは少ないかもしれませんが、収納場所以外の部屋のことを優先しがちであるためにうまくいかないということもしばしばあるようなのです。


◎収納に関する失敗、どのようなものがある?

収納に関する失敗としてよくある事例を見ていきましょう。


●広いクローゼットが2階にしかない

寝室の近くに大きめのクローゼットを設置することをお考えになられる方は多いのですが、LDKのあるフロアはスペースを取る余裕がないものです。

大きなものを収納するには階をまたいで移動する必要があり、重労働であるだけでなく危険と言えます。


●外出から戻ってきてすぐに服をかけておいておける場所がない

インナーはすぐに洗濯することも多いかもしれませんが、特に冬に身に着けるジャケットはなかなか毎日洗うことができません。

コートなど置き場に困ってしまうこともあるようです。


●収納スペースが使いにくい形状だった

高い位置にある、奥行きが長いなど形状によって不便さを感じることもあるようです。


●クローゼットが狭かった

思っていたよりも広さに余裕がなく取り入れたいたんすが入る余裕がなかった、服やモノが十分に収納できない、という事例があります。


◎収納の考え方

失敗の事例に共通することとして、収納の場所のことをよく考えずに、好きなものを取り入れ部屋の間取りを考えたあとに残った場所を収納スパースに充てるというやり方をしているという点が見受けられます。


使ってから後悔することを避けるためには、他の部屋と同じように収納についても慎重に考える必要があります。

それでは、うまく収納ができる住宅はどのようなものなのでしょうか?

ものが収納場所に入りきらずにあふれてしまっていてはどうにもなりませんので、収納場所は広めに確保されていることはもちろん必要条件です。


しかし一方で広すぎると逆にものを取り出しにくくなり、無駄な空間も生じてしまいます。

ご自身が置きたいと思っているものが何であるのかをリストアップし、その長さを測り少し余裕ができる程度の大きさがちょうどよいスペースだと考えると良いでしょう。


また、大きなものは床下に近いところ、軽くて壊れにくいものは屋根裏などの上段といった取り出しやすいところに収納できるかということも検討しましょう。


◎最後に

今回は、注文住宅を考える際に押さえておきたいコツとして収納の話をいたしました。

意外となおざりにしがちなポイントですので、しっかりと押さえておきましょう。