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2018.09.03

省エネ効果が期待できる樹脂サッシとLow-eペアガラスの特徴とは

みなさんこんにちは。

大切な住まいを考えるときは、色々とこだわりたいポイントがありますよね。

デザイン面についてのご要望はたくさんあると思いますが、住む上で快適に過ごせるのかどうかという面も重要です。


夏の暑さ、冬の寒さ、湿度、風通しなども考慮した住まいを考えなければなりません。

とはいっても、快適性を追求するとやはりコストがかかりますよね。


そこで今回は、快適性と省エネを両立する理想的な住まいを「窓」という切り口からご紹介いたします。


□過度な空調利用の原因


夏は冷房を使用したり、冬は暖房を使ったりするのでコストがかかりますよね。

一見当たり前のことに思えますが、裏を返せば夏でも熱気が入らず、室内の冷たい空気が逃げなかったら、冷房を稼働させる必要は無いと言えます。


冬でも同じことが言えます。

一説によると、夏の熱の71%は窓から入り込み、冬の室内の熱の48%が窓から逃げていってしまっているとも言われています。

つまり、「窓」を対策することで無駄な光熱費は削減できるのです。


□効果的な2つの対策


そこで今回は、対策として「樹脂サッシ」と「Low-eペアガラス」という2点をご紹介します。


*樹脂サッシ


窓と言うと、ガラスを主にイメージしますが、その周囲を囲んでいるサッシも重要なポイントです。

樹脂サッシの主な原料は塩化ビニルで、その特徴として熱伝導が低いという点があります。

一般的に使用されるアルミサッシと比べても、その熱伝導率は1000分の1と言われています。


また、樹脂は着色が容易なので様々なカラーバリエーションが選べ、木目調のおしゃれなデザインもあります。

実際に北海道の寒冷地でも使用されているので、効果はお墨付きですね。


*Low-eペアガラス


サッシをご紹介いたしましたが、次はガラス部分の商品をご紹介します。


Low-eガラスとは、特殊金属膜をコーティングしたガラスを指します。

普通のガラスと比べて、遮熱性と断熱性に優れているという特徴を持っています。

ペアガラスという言葉の通り、一般的には一枚ではなく複数枚重ねて使用されるガラスになります。


ここでのポイントは、ペアになるLow-eガラスを室内側に設置するのか、屋外側に設置するのかという違いで効果に違いが生まれるという点です。

室内側にLow-eガラスを設置した場合は、断熱効果を得られますし、屋外側にLow-eガラスを設置した場合は遮熱性を得られます。


このように、どちらにLow-eガラスを設置するかで効果が変わってくるのです。

ただ、どちらにLow-eガラスを設置しても、光熱費の削減効果はありますので、住まいの日当たりを考慮して設置するのが良いでしょう。


□おわりに


以上が、樹脂サッシとLow-eペアガラスのご紹介になります。

どちらも熱伝導を低く抑える効果を持ちますので、光熱費の削減をお考えの方は是非ご検討ください。


ちなみに、Low-eガラスは新築の家の場合、普及率は70%を超えていて、断熱改修工事と合わせることで最大30万円の補助金も受け取れます。

省エネ効果を得て光熱費の削減をしたい方は、今回ご紹介した製品を取り入れてみてはいかがでしょうか。